- 2021.11.08BLOG
- アパレル業界のVMDやディスプレイとは?
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アパレル業界における必須の知識として、VMDやディスプレイがあります。アパレルについて学んでいる方の中には、もしかするとVMDとディスプレイが同じものであると思っている方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、VMDやディスプレイとは何か?という点をテーマにお届けしていきます。
ディスプレイとは?
アパレル業界におけるディスプレイとは、商品の展示・陳列のことをいいます。
VMDとは?
VMD(ビジュアル・マーチャンダイジング)とは、商品化計画を視覚化することを指し、アパレル業界にはなくてはならないマーケティング手法です。目に映る部分である店舗・売り場の装飾や配置を変更し、商品をより魅力的に見せて売上につなげます。
VP・PP・IP
VMDの基本要素としては、VP(ヴィジュアルプレゼンテーション)、PP(ポイントプレゼンテーション)、IP(アイテムプレゼンテーション)があります。
VPは、ブランドのコンセプトやイメージを視覚的に表現しながら、来店のきっかけを作る考え方です。店舗の通路に面した通路部分や、入口のレイアウトは特に重要で、店前を歩いているお客様に注目してもらい入店を促します。
PPは、おすすめ商品や人気商品をアピールするための考え方です。マネキンなどを使ってお客様の興味を引くことが重要であり、入口やレジの近く、フロアの中央などにマネキンや什器を設置します。VPから興味を持ったお客様にPPを用いて、回遊性を持たせたり店奥に誘引します。
IPは、商品を手に取りやすいレイアウトを作るための考え方です。例えば、サイズや色の陳列に規則性を持たせたり、似たような商品を近くに置いて比較できるようにするといった方法があります。商品を戦略的に陳列することで、購買につなげます。
VMDとディスプレイの違いについて
VMDは、どのようにしてお客様を入店に促し、購入につなげるかを視覚的な戦略を練って考えることであり、ディスプレイはVMDをもとにした商品や什器の置き方を指しています。
VMDの仕事を目指すならファッションの専門学校へ!
VMDの仕事は、商品をより魅力的に見せて購買につなげるという、とてもやりがいのある仕事です。しかし、売上にも直結する重要な役割を担っているため、ファッションに関する知識、コーディネートの技術などが必要になります。
ファッションの専門学校に通うことで、これらの知識と併せてアパレル業界全体も把握することができますので、VMDの仕事を目指したいという方は専門学校から夢を追いかけることをおすすめします。
まとめ:アパレル業界のVMDやディスプレイとは?
いかがでしたか?今回の内容としては、
・ディスプレイとは商品の展示・陳列のことをいう
・VMDは商品化計画を視覚化することをいう
・VMDにはVP・PP・IPがある
・VMDとディスプレイは違うものである
以上の点が大切なポイントでした。紹介した通り、アパレル店舗の展示や陳列は戦略的に行われており、それにより購買意欲が促進されるようになっています。アパレルは知れば知るほど奥が深いな…と感じさせられますね。
横浜ファッションデザイン専門学校では、豊富なカリキュラムによりVMD、ファッションデザイナー、コーディネーターになるための知識やスキルを身に着けることができます。VMDのようなやりがいのある仕事を目指したい方は、お気軽に資料請求していただければと思います。