- 2022.08.25BLOG
- シワになりやすい生地となりにくい生地について~服のシワに詳しくなろう~
ブログ- Blog -
生地には、シワになりやすい生地となりにくい生地が存在します。そのため衣類は、使われている生地によって適切な扱い方が変わってくるのです。同じ布なのに、なぜこのような違いがあるのでしょうか?
今回は、シワになりやすい生地となりにくい生地について、その違いの理由や適切な扱い方法をテーマにお届けしていきます。
シワになりやすい生地とは?
生地にシワができてしまう理由と、シワになりやすい生地の種類について説明します。
シワになりやすい生地は反発性が弱い
反発性とは、はねかえる性質のことです。反発性が弱い生地は、洗濯や生地を畳むことでできたシワが元に戻らなくなります。
逆に考えると、形状記憶性があり、アイロンをかけてパリッとした印象に仕上げたいシャツや、わざとシワを楽しむファッションに適しています。
代表的なシワになりやすい生地に使われている素材
シワになりやすい生地に使われている素材の多くは天然素材です。
・リネン(麻)
・コットン(綿)
・レーヨン
・キュプラ
など。ただし、糸に特殊な加工をすることでシワになりにくくできます。
シワになりにくい生地とは?
次に、シワができにくい生地の特徴と、種類について説明します。
シワになりにくい生地は反発性が強い
反発性がある生地は、力を加えたり変形させても元の形状に戻ることができます。この動きを専門用語で「キックバック」と呼び、キックバックの良い生地はシワができにくいです。シワになりにくい生地は扱いやすく、アイロンをかける必要もありません。
代表的なシワになりにくい生地に使われている素材
シワになりにくい生地の代表的な素材は化学繊維です。
・ポリエステル
・ナイロン
・ウール
これらの素材は反発性・伸縮性に長けていますが、吸水性は低いです。
シワになりやすい生地の扱い方とは?
シワになりやすい生地でできた衣類を扱う時には、洗濯後にしっかりとシワを伸ばした状態で乾かしましょう。
また、畳みシワを回避するためには、ハンガーに干した状態で収納するなどの工夫も必要です。
まとめ:シワになりやすい生地となりにくい生地について~服のシワに詳しくなろう~
いかがでしたか?シワになりやすい生地は、
・反発性が弱く生地についたシワが取れにくい
・天然素材を含んだ生地に多い
しかし、シワになりやすい生地にはデメリットだけでなく、吸水性が高く肌触りが良いなどのメリットも存在します。生地の素材を理解した上で、適切な扱い方ができるようになりましょう。
ファッションを仕事にされたい方はいらっしゃいませんか?横浜ファッションデザイン専門学校では、豊富なカリキュラムによりファッションデザイナーやパタンナー、コーディネーターになるための知識やスキルを身に着けられます。夢に一歩近づきたい方は、まずはお気軽に資料請求していただければと思います。